ストレッチ線分(SSTL)
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【機能】
線分、折れ線、多角形のストレッチ、および長さ寸法線の形状を変更する
【コマンド概要】
基準アイテムとなるのは、水平または垂直方向の線分、折れ線、多角形と長さ寸法線です。
ストレッチ領域を指示するときに、「●」が表示されます。
どちらか1つだけを含むようにすると、片方向のストレッチが行え、両方を含むようにすると、両方向のストレッチが行えます。
コマンドの内部処理でアクティブリストを使用しているため、コマンドの実行前に登録したアクティブリストはクリアされます。
対象アイテムは、線分,折れ線,多角形です。
【オペレーション例】
1. 変更後の寸法を数値入力して、ストレッチします。
- 基準アイテムを指示します。
- 基準アイテム ID# <1>

- 変更対象アイテムを多角形で囲みます。
- このとき、基準アイテムの端点に「●」が表示されるので、片方向へのストレッチを行う場合は、形状変更の対象となる方向の「●」を含むようにします。
- 反対側の「○」側は固定されます。
- 両方向へのストレッチを行う場合は、両方向の「●」「○」を含むようにします。
- 基準アイテムの中心が固定され、形状変更は中心から両方向に行われます。
- ストレッチ領域 D D(D)# <2> <3> C/C
- ストレッチ領域 D D(D)# C/C
- C/Cのみを入力すると、領域が確定されます。

- 移動の指示に追加するアイテム ID# <4> C/C
- 形状変更に伴って移動するアイテムを指示します。
- 省略するときは、C/Cのみを入力します。
- 移動の指示からはずすアイテム ID# <5> C/C
- 移動させたくないアイテムを指示します。
- 省略するときは、C/Cのみを入力します。

- 寸法値(40.000)
- 変位量{変更後の寸法値,GP数値,GP GP}* 35 C/R
- 変位量を入力します。ここでは、変更後の寸法を数値入力しています。
- 寸法値(35.000)
- 変位量{変更後の寸法値,GP数値,GP GP}* C/C

2. 変位量を2点指示で入力し、ストレッチします。
- 基準アイテム ID# <1>
- ストレッチ領域 D D(D)# <2> <3> C/C
- ストレッチ領域 D D(D)# C/C
- 移動の指示に追加するアイテム ID# C/C
- 省略するときは、C/Cのみを入力します。
- 移動の指示からはずすアイテム ID# C/C
- 省略するときは、C/Cのみを入力します。
- 寸法値(40.000)
- 変位量{変更後の寸法値,GP数値,GP GP}* <4> <5> C/C
- 変位量(どこから、どこまで)を2点で指示します。ストレッチ領域のアイテムを寸法線が移動されます。
(片方向へのストレッチ)
- 寸法値(31.000)
- 変位量{変更後の寸法値,GP数値,GP GP}* C/C

(両方向へのストレッチ)
- 寸法値(22.000)
- 変位量{変更後の寸法値,GP数値,GP GP}* C/C

3. 増減量を入力して、ストレッチします。
- 基準アイテム ID# <1>
- ストレッチ領域 D D(D)# <2> <3> C/C
- ストレッチ領域 D D(D)# C/C
- 移動の指示に追加するアイテムID# C/C
- 省略するときは、C/Cのみを入力します。
- 移動の指示からはずすアイテム ID# C/C
- 省略するときは、C/Cのみを入力します。
- 寸法値(40.000)
- 変位量{変更後の寸法値,GP数値,GP GP}* <4> -5 C/R
- 移動するアイテムを指示し、増減量を数値入力します。
(片方向へのストレッチ)
- 寸法値(35.000)
- 変位量{変更後の寸法値,GP数値,GP GP}* C/C
- 指示した<4>から-5mm離れた位置にストレッチ領域内のアイテムと寸法線が移動されます。

(両方向へのストレッチ)
- 寸法値(30.000)
- 変位量{変更後の寸法値,GP数値,GP GP}* C/C
